2015年6月18日 日刊自動車新聞掲載 D1ケミカルSOD-1でトライボロジー性能改善
2015.06.18
【以下記事抜粋】
渡邉久留米工大名誉教授ら自技会春季大会で論文発表ーオイル添加剤効果を検証
自動車技術会が横浜市で開催した自動車技術者や研究者が最新の研究成果を発表する学術講演会「2015春季大会」(人とくるまのテクノロジ―展2015と同時開催)で、D1ケミカル(園田智之社長)の効果検証を共同で行っている研究者が、オイル添加剤「SOD-1」の効果に関して「自動車用潤滑油の還元添加剤によるトライボロジー性能(=潤滑、摩耗、摩耗性能)に及ぼす影響」とした論文を発表した。
論文はD1ケミカルの最高顧問で久留米工業大学の渡邉孝司名誉教授と、崇城大学工学部機械工学科の里永憲昭准教授が共著して、講演会では里永准教授が発表した。
論文の発表では、ポリオールエステル、ジエステル、植物系エステル化合物などを主成分とするSOD-1が、エンジンやトランスミッション、デファレンシャルギアなどの自動車用潤滑油の添加剤として、そのトライボロジー性能に及ぼす影響を化学的作用と実用試験などから明らかにした。論文によると、SOD-1の添加により、潤滑面のスラッジ、ワニスなどのコンタミの洗浄、分解で潤滑面を再生する効果など、トライボロジー性能を著しく改善する効果が立証できたとしている。
質疑応答では、自動車メーカーの研究者らから効果やメカニズムについて、多くの質問が挙がるなど注目を集めた。