DPF・DPR・尿素SCR装置付き車輌への取り組み

SOD-1 PlusとDPF装置付き車両

SOD-1 PlusはDPF(黒煙除去フィルタ)装置付き車両にも使用できます。運送トラックやゴミ収集車等、業務用車両の作業効率向上に効果的です。

DPF(黒煙除去フィルタ)とは

排ガス処理装置とは排気ガス中のPM(粒子状物質)を浄化する装置です。

各メーカーの黒煙除去装置の呼び方

HINO … DPR:Diesel Particulate active Reduction sustem
ISUZU … DPD:Diesel Particulate Defuser
三菱FUSO … DPF:Diesel Particulate Filter
UD TRACK … UDPC:UD Particulate Cleaning
●通常走行中
通常走行中もDPFフィルターで捕集したススはすこしずづ燃やされます。

●再生抑制中
排気ガスに燃料を混ぜてDPFに送ると酸化触媒に反応して高温になり、DPFに捕集されたススも燃やします。

排ガス処理装置が装着されたトラックやゴミ収集車等の業務車両の問題点

●排ガス処理装置は通常、走行中に自動再生されますが、走行中にランプが点灯した場合、車を停止させて再生が必要となります。(平均手動再生時間20~30分)

●ランプが点灯しても暫くは走行出来ますが、糞詰まり状態の為、そのまま走行し続けると、故障するおそれがあります。

●通常の燃焼作業では完全には燃焼できないため、次第に内部にススが溜る事で再生サイクルが短くなります。

●オイル交換が通常の倍に増えます。(オイル交換サイクルが短くなる)

DPFのトラブルをSOD-1 Plusで緩和

1. 完全燃焼に近づける

燃焼室の密封性を高める事で、完全燃焼に近づける。 完全燃焼に近づく事により、未燃焼ガスが減り、燃焼室の煤汚れも抑える事ができる。→DPFを詰まりの原因となる未燃焼ガスやカーボンの発生を抑制します。

2. エンジン内環境を良い状態に保つ

SOD-1 Plusの洗浄効果・摩耗防止効果により、エンジン内環境をより良い状態に保つ事ができます。→DPFを詰まりの原因となる未燃焼ガスやカーボンが発生しにくいエンジン内環境を維持します。

配達時間のロスを削減
強制燃焼による排気ガスの排出削減
燃料費の削減
ドライバーの負担軽減

施工方法

施工時の注意点 DPF装着車の場合、SOD-1 Plus添加後、直ぐにDPFランプが数回点灯する場合があります。SOD-1 Plusを添加すると、ピストンとシリンダーの密封性が高まる事で、圧縮が良くなり完全燃焼に近づきます。完全燃焼に回復する事で、今まで燃焼室に蓄積していたディーゼル微粒子(PM)が燃えて排出される為、一時的にPM排出量が増え、DPFランプが点灯する場合があります。(車両によって個体差があり、数回点灯する場合もあります。)燃焼室のPMがある程度除去された後は、DPFランプが点灯するサイクルに変化が現れます。今までのDPFランプ点灯回数より減少してきます。車両で確認して下さい。

※注:DPFランプが全く点灯しなくなる訳ではありません。

施工手順

1
オイル交換、SOD-1 Plus添加前に診断機を使用して、DPF装置のデーターリセットを行う

データーリセットは、各メーカーの整備書・修理書等を確認してください。

2
診断機を使用しDPF強制燃焼を行う

強制燃焼をする際には、必ずメーカーの整備書・修理書を確認してください。

3
オイル交換、SOD-1 Plus添加を行う。必要に応じてオイルフィルターを交換する。

・添加量は、オイル総量に対して10%添加
・使用するエンジンオイルはDPF/DPR等黒煙除去装置対応製品を必ず使用してください。

検証事例①

検証事例①
●検証車両:三菱 キャンター (ゴミ収集車)
●年式:平成20年9月
●排気量:4.890㏄(2トン車)
●現在走行距離:101,325㎞
●年間走行距離:約17,000㎞
●使用状況:ほぼ毎日ゴミ収集で稼働し月平均1,416㎞を走行
●メンテナンス:月一回のオイル交換実施と診断機を使用しDPF装置を燃焼させる

【DPFランプの点灯状況】
約200㎞走行でDPFランプが点灯する(3日に1回の頻度)

通常のオイル交換サイクルの度、SOD-1Plusを添加した結果

通常のオイル交換サイクルの度、SOD-1Plusを添加した結果
結果 検証開始前までは約200㎞走行毎にDPFランプが点灯し、その都度ゴミ収集の作業を中断しドライバーが手動で燃焼(10~20分間)していました。今回の検証では、通常のオイル交換サイクルの度にSOD-1Plusを追加しただけで、ランプ点灯せずに経過できています。テスト期間中では、最高で1240㎞走行期間の無点灯を確認できました。
※DPFランプが全く点灯しなくなるわけではありません。車両によって効果の差があります。

検証事例②

検証事例②
●検証車両:三菱 キャンター (ゴミ収集車)
●年式:平成19年8月
●排気量:4,890㏄(2トン車)
●現在走行距離:112,300㎞
●年間走行距離:約18,000km
●使用状況:ほぼ毎日ゴミ収集で稼動し月平均約1,500㎞走行
●メンテナンス:月一回のオイル交換実施と診断機を使用しDPF装置を燃焼させる

【DPFランプの点灯状況】
約200㎞走行でDPFランプが点灯する(3日に1回の頻度)

通常のオイル交換サイクルの度、SOD-1Plusを添加した結果

通常のオイル交換サイクルの度、SOD-1Plusを添加した結果
結果 検証開始前は約200㎞毎(3日に1回)にDPFランプが点灯し、その都度ゴミ収集の作業を中断しドライバーが手動で燃焼(10~20分間)していました。今回の検証では、通常のオイル交換サイクルの度にSOD-1Plusを添加しただけで、DPFランプが点灯するサイクル(距離)が伸びてきています。試験期間では最高で526㎞の間、DPFランプ点灯無しを確認できました。
※DPFランプが全く点灯しなくなるわけではありません。車両によって効果の差があります。

検証事例③

検証事例③
●検証車両:日野 デュトロ (ゴミ収集車)
●年式:平成25年5月
●排気量:4,000㏄(2トン車)
●現在走行距離:47,431㎞
●年間走行距離:約45000km
●使用状況:ほぼ毎日ゴミ収集で稼動し月平均約3,700㎞走行
●メンテナンス:月一回のオイル交換実施と診断機を使用しDPF装置を燃焼させる

【DPFランプの点灯状況】
約1000㎞走行(1週間程)でDPFランプが点灯する。

通常のオイル交換サイクルの度、SOD-1Plusを添加した結果

結果 検証開始前までは約1000㎞走行毎(約1週間)にDPFランプが点灯し、その都度ゴミ収集の作業を中断しドライバーが手動で燃焼(10~20分間)していました。今回の検証開始後、約3000㎞走行(約3週間)後にDPFランプが点灯しましたが、その後は6000㎞走行(約6週間)の間、ランプ点灯無しで経過できていました。通常のオイル交換サイクルの度にSOD-1Plusを追加しただけで、ランプ点灯の距離(期間)を伸ばすことができました。

廃棄物の収集運搬業社 株式会社サセボ環境開発様からの情報提供

●検証車両:いすゞ エルフ(NKR81)パッカー車 スムーサーE仕様
●年式  : H17年式 
●走行距離:77,587km

※この事例は廃棄物の収集運搬業社のお客様からの情報提供です。
2トン~4トンのパッカー車を業務に使用し、長年DPF問題に悩まされ困っていたところSOD-1Plusに出会い、通常のオイル交換サイクルにSOD-1Plusを添加しただけで劇的にトラブルが解消できたそうです。同じ問題でお困りの方の手助けとなればということで情報提供して下さいました。

過去に試してきた対策からSOD-1Plusに出会うまでの経緯

新車から3年(約3万㎞走行)経過した頃より、DPDランプ点灯

インジェクター4本交換+DPD分解洗浄するが、状況変わらず。

DPD作動に必要な部品(エキゾーストシャッターなど)を点検に応じて交換。

EGRバルブ・EGRクーラー分解点検・清掃、インテークスロットル点検、エアフロ交換、ヘッド脱着分解・清掃、DPDフィルター分解洗浄、差圧センサー交換。
どれもやや改善するものの、イマイチな状況。
この時点で、手動再生3回/日(1回約1時間停車)が必要な時もありまともに使えなかった。

覚悟をきめてDPDフィルターASSYを交換。
劇的に変わり手動再生は一切必要無くなったが、交換から1年後に手動再生が必要になり、結局、毎日手動再生という元の状態に戻った。

オイル消費が激しい(1L消費/1000㎞走行)為、「オイル消費改善」ついて調べていたところ、SOD-1Plusを見つける。

SOD-1Plusを添加したところ、オイル消費が減り、DPDの再生頻度については、手動再生はほぼ無しの状態まで改善。

1000㎞走行で約1Lオイル消費があったものがほぼオイル量が変わらないまでに改善。

この車両のオイル消費になかなか気づかなかったのはポスト噴射のため、再生後はオイルに燃料が混入しオイルの見かけが増えるということ。でもこれが二重の落とし穴で、燃料混入でオイル量が増えてる為、オイル消費に気付けなかった。そしてもう一つは燃料がオイルへ混入することでオイル粘度が下がり、オイル消費傾向があるエンジンでは更に加速度的にオイルを消費するということである。
なので気づいたときはもうどうしようもない状態になっていたのです。

現行の車両はポスト噴射をやめて触媒用のインジェクターが装備されているのでオイルの希釈はなくなったが通常の汚れや損耗によるオイル消費でいつ不具合が生じるかはわかない状態です。よって症状が仮にでていなくても予防的にSOD-1Plusを使用することは有意義だと考えます。これは長距離の使用を想定している事業用こそ必要なことと考えます。


※以上、お客様から提供していただいた情報です。

お客様からのメッセージ

私は、廃棄物の収集運搬業者として2トン~4トンのパッカー車を業務に使用しております。御社のホームページ事例にもあるとおり排気ガスの後処理装置(DPD、DPR,DPF)にはとてもなやまされていました。
ディーラーで高額な費用かけて作業してもらっても改善が見られませんでした。
しかしこれではメンテナンスコストもかかるし、作業効率も下がる(再生のため)、おまけに長期的な車両調達を考えるのも難しいのでDPDについて調べるだけ調べてできることをいろいろと試してきました。
やや効果があったものもありましたが劇的ではありませんでした。
そんななか御社のSOD-1を偶然見つけてとりあえずと試してみたところ、劇的に変化しました。1000㎞走行で約1L以上オイル消費があった車両は、SOD-1添加後、ゲージでオイル量をチェックしてもほぼオイル量が変わらないほどに改善しています。
それから後付けで御社のページを拝見して私が考えていたDPDの不具合の原因の答えが裏付けできたのかな?と思っているところです。
DPDの調子がよいということもさることながら、ピストンやピストンリングに対する洗浄力にもただただ驚きです。
業務車両が急に故障することは効率や費用の面でかなり大変です。それならば定期的なメンテナンスコストが多少上がってもそこに由来する不具合が回避できるのならば助かります。私も御社の商品にたどり着くまでに時間がかかってしまいましたが、使用し続けることによっての効果は劇的ですのでこれからも使用いたします。

お客様からのメッセージ:2022年3月追記

【その後も定期的に事例をご提供いただいておりますので、SOD-1Plusを使って良かったでしょうか?の質問にお答えいただきました。】

SOD-1を導入したことで、リスケジュールや急なトラブルでの工場入庫、再配車などの余計な業務がかなり減ったことは、事業主としてかなりのメリットがあります。
数値化できるメリットは修理費用削減や燃費改善などですが、それ以上にSOD-1を使うことで今までの余計な業務が減り、車両やスタッフの実務稼動時間がスムーズに行われる安心は、重要な採用理由となります。
過去の営業中に強制燃焼が発生し、燃焼させる場所の確保や時間、顧客との約束時間に間に合わなかった事もあれば、終業時間に帰社出来ずに残業が発生したこともありましたが、現在はそういったトラブルからも解放されています。
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