導入事例

圧縮比測定

2017.11.21 | エンジンオイル
圧縮比測定

導入事例データ

測定車両① 
H18年式 ニッサン バネット

測定車両②
H16年式 フォルクスワーゲン ニュービートル

測定車両③
H28年式 ランドローバー イヴォーグ

PAPATT測太郎で測定

PAPATT測太郎で測定
プランクプーリーをかえしているベルトにセンサーを当てて数秒間クランキングをします。専用センサーから出るパルス信号を独自技術で読み取り演算、その結果を圧縮比としてグラフに変換します。

測定車両①  H18年式 ニッサン バネット

現状測定値
4気筒平均圧縮比 1.32MPa
現状測定値
4気筒平均圧縮比 1.32MPa
エンジンオイル交換後測定値
4気筒平均圧縮比 1.33MPa
エンジンオイル交換後測定値
4気筒平均圧縮比 1.33MPa
SOD-1Plus添加(エンジンオイル総油量の10%)
SOD-1Plus添加(エンジンオイル総油量の10%)
SOD-1添加後測定値
4気筒平均圧縮比 1.34MPa
エンジンオイル交換後より、圧縮比1%上昇
SOD-1添加後測定値
4気筒平均圧縮比 1.34MPa
エンジンオイル交換後より、圧縮比1%上昇

測定車両② H16年式 フォルクスワーゲン ニュービートル

現状測定値
4気筒平均圧縮比 1.35MPa
現状測定値
4気筒平均圧縮比 1.35MPa
エンジンオイル交換後測定値
4気筒平均圧縮比 1.36MPa
エンジンオイル交換後測定値
4気筒平均圧縮比 1.36MPa
SOD-1Plus添加(エンジン総油量の10%)
SOD-1Plus添加(エンジン総油量の10%)
SOD-1Plus添加後測定値
4気筒平均圧縮比 1.37MPa
エンジンオイル交換後より、圧縮比1%上昇
SOD-1Plus添加後測定値
4気筒平均圧縮比 1.37MPa
エンジンオイル交換後より、圧縮比1%上昇

測定車両③ H28年式 ランドローバー イヴォーグ

エンジンオイル交換後測定値
4気筒平均圧縮比 1.26MPa
エンジンオイル交換後測定値
4気筒平均圧縮比 1.26MPa
SOD-1Plus添加後測定値
4気筒平均圧縮比 1.27MPa
エンジンオイル交換後より、圧縮比1%上昇
SOD-1Plus添加後測定値
4気筒平均圧縮比 1.27MPa
エンジンオイル交換後より、圧縮比1%上昇

結論

3台のエンジンにてほぼ同条件に於いての圧縮比の測定結果、すべて4気筒平均で1%の上昇率であり、圧縮比の変動率からみればこの値は十分に効果があったものと判断されます。圧縮比の向上により、燃費の上昇・出力向上等の効果が期待できます。圧縮比が向上しているということは、燃焼室の密閉性が高まり完全燃焼に近づいていますので、燃焼室内の未燃焼ガスによるカーボンの発生も抑制できます。
渡邉 孝司先生からのコメント

1)交換前のクランク回転による平均圧縮圧力は、VW、日産バネット、Range Roverの順に1.353、1.328、1.258Mpaで、交換後にSOD-1添加後の平均圧縮圧力は同様に1.355、1.343、1.270Mpaを示した。SOD-1添加後の圧力上昇値は、各々0.015、0015、0.013Mpaでこれらの圧力上昇率は各々1.1、1.1、1.0% であった。

2)したがって、SOD-1添加により僅かではあるが圧力上昇に効果があることが認められ、ピストンリングとピストン間およびピストンとシリンダ間の油膜保持向上による密閉効果が証明された。ただし、この効果はクランキング回転時の現象であり、エンジン運転中の圧縮回転速度は可なり速くなり、圧縮圧力は約2.00~2.10Mpaと想定され、添加後の圧力上昇率は先に述べた油膜保持向上による密閉効果により約1.5%程度が期待できる。

3)SOD-1添加後の平均圧縮圧力の上昇率からオットーサイクルの実機関サイクルに相当するポリートロープサイクルと仮定し、ポリトロープ変化によるポリトロープ指数nを、n=1.30~1.32(圧縮時)、1.28~1.30(膨張時)からn=1.30(圧縮時)を適応して正味熱効率ηを求める。
その結果、圧縮比ε=10、圧縮開始圧力p1=0.1MpaおよびSOD-1添加後の圧縮圧力上昇率を1.11%(1.0111)として正味熱効率ηを求めると、
SOD-1添加無でη=0.499(49.9%)に対してSPD-1添加有でη=0.510(51.0%)となり、SOD-1添加により熱効率は(0.510-0.499)%=1.1%の増加となる。

4)SPD-1の添加はシリンダとピストン間のみならず、エンジン全体の回転摺動部のカムシャフト、バルブ系、クランク系や各種歯車系におけるコンタミ類の清浄作用による油膜保持・形成の能力がかなり向上することから、総合的には摩擦損失の低下にかなり影響を及ぼすものと見られる。したがって、エンジン内の摩擦損失の低下が実出力向上や燃費率低下により効果が期待できるものと考えられる。

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