カーボン噛みとは
50㏄~125㏄スクーターの多くでは空冷エンジンが採用されています。空冷エンジンの特徴として、シリンダと ピストンのクリアランスが通常より大きく作られています。その為、定期的なオイル交換をしていても、エンジン 始動時や冷間時は不完全燃焼が起こりやすく、バルブ周り・ピストンヘッド・オイルリング にカーボンが溜まってしまいます。排気工程の際に、燃焼室に溜まったカーボン がバルブに挟まるとが正常な圧縮が得られない状態(カーボン噛み)が起こります。このカーボン噛 みは50㏄~125㏄のスクーターに非常に多い現象です。症状とし て、エンスト・始動不良・アイドル不調など生じ、最悪の場合はエンジンがかからなくなります。