【BMW 760Li 】　タコメーターを見ないと気付かないスムーズな変速！

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2020.06.03 | AT/CVT/DCT

導入事例データ

【車両情報】
検証車両：BMW 760Li(E66:GN60)
車両年式：H18年3月
車両型式：GH-GN60
エンジン型式：N73B60A
ミッションタイプ：6速AT

【走行距離】
158,663km

・オイル量
　エンジン総油量　：8.5L
　ミッション総油量：10L

・SOD-1 Plus添加量
　エンジン　：850cc（10%）
　ミッション：700cc（10%）

車両状況

オーナー様より
特に気なっているわけではないが、走行距離を考えると不安とのこと。
また、「この車にはまだまだ頑張ってもらいたいので」という事で予防整備の意味も込めた施工となりました。

作業内容

・ATフルード交換
・ATストレーナー交換(オイルパン一体式)
・SOD-1Plus添加
・ATカプラー、ミッションスリーブ交換
・診断機によるチェック作業

ATカプラー(上写真左)、ミッションスリーブ(上写真右)はお客様からのご依頼で交換致しました。

作業詳細

オイルパンを外す前に古いフルードを排出させます。
この作業を怠ると、オイルパンを外した際に多量のフルードがこぼれてしまいます。

排出させたフルードをコンタミチェックにかけます。
磨耗レベルは「1.5」でした。

黒いのはマグネットに付着していた鉄粉です。
金属摩耗から出る鉄粉がフィルターを詰まらせトラブルが表面化しますが、
SOD-1 Plusを添加することでトラブルの原因となる金属摩耗を抑制します。

ミッションスリーブを交換します。
ハウジング左後方上部についており、手が入りにくいです。
配線を外してロックレバーを解除し、スリーブ本体を反時計回りに回転させて新品に交換します。

次にATカプラーの交換です。
バルブボディを外した奥(赤マーク)にあります。
こちらも取り外して新品に交換します。

外したバルブボディを取り付けます。
ボルトの長さが違うので、間違えないように注意です。

ストレーナー兼オイルパンです。
新品に交換します。

チェンジャーを使い、フルードを充填させていきます。
※エンジンをかけた状態

SOD-1Plusを添加します。
油量を確認します。(油温：Pレンジ40℃±5)
※エンジンをかけた状態

最後にアンダーカバーを取り付け、作業は終了です。
その後、診断機によるチェックも行いました。

施工後の変化

施工後にお客様からメールをいただきましたのでご紹介致します。
【この度は、迅速・丁寧なご対応をして頂きまして誠に有難うございました。
帰りに、都市高速及び一般道を走行しましたが、変速ショック等無く、タコメーターを見ていないと変速しているのか分からない位にスムーズでした。
これでATに関しては安心です。】

元々、不具合はないということでしたが、フルードの劣化によって知らず知らずのうちにAT性能は落ちていきます。
SOD-1Plusを添加することで、油圧の適正化やフリクション低減に繋がり、ATの性能を改善致します。