コンタミチェックの結果、摩耗度は「3」を示しており、フルードの劣化も進行していました。
3.4万kmと低素行距離でありながらもこのような劣化状態となっている原因として、まず一つはHVのミッションの特殊なギア構造でしょう。
停車時や、走行時、アイドリングストップ時、充電時などの様々な状況に応じて内部ギアが複雑に動いております。これによりフルードの劣化、そして内部金属摩耗につながります。
もう一つは、発電機がミッションケースの真横に設置されており、熱の影響がダイレクトに伝わることです。
また、従来のATやCVTと比べて小型化されており、フルード容量が減っていることも原因の一つではないかと考察できます。