導入事例

コンタミチェックの重要性―フルード交換後のトラブルを避ける為に

2017.09.08 | AT/CVT
コンタミチェックの重要性―フルード交換後のトラブルを避ける為に

導入事例データ

年式:平成21年
走行距離:91,732km
【状況】
2012年に新車購入。2014年にリコールでCVTを載せ替え(走行距離約6万Km時)。
その後、特に症状などは出ていない。今回はCVTフルード交換ご希望で弊社に入庫。そこでCVTF交換前にコンタミチェックをしたところ、フィルターが詰まるほどの鉄粉が検出された。
※摩耗状況は乗り方等の影響も受けます。
約19分間かけて、コンタミチェッカーでCVTFの抜き取りを行いましたが、チェック必要量の20㏄到達前にフィルターが目詰まりし、フルード抽出不能になりました。
※ある程度摩耗が進んでいる状況でも通常は2分程で20㏄抜き取れます。
左は新油でコンタミチェックをしたフィルター
右は今回の車両のコンタミチェックをしたフィルター。これだけ目詰まりしてれば、途中でフルードの抽出ができなくなったのも納得です。

内部の摩耗状況は走行距離やオイルの色だけでは判断できない

内部の摩耗状況は走行距離やオイルの色だけでは判断できない
左:約199,000km走行車から採取したATF (消耗度2)
中:今回の車両約9万㎞走行(CVT載せ替え後からは約3万㎞走行)から採取したCVTF(消耗度3)。試験管の底に鉄粉が溜まっています。
右:CVTF新油(鉄粉無し)

フルードの色と走行距離だけで判断すると左のフルードがいちばん摩耗がすすんでいそうですが、コンタミチェックの結果は違いました。フルードの色や走行距離だけでは内部の摩耗状況は判断することがでない為、コンタミチェッカーを使用し内部の摩耗状況をある程度確認したうえでフルード交換の良否判断をすることがより安全なフルード交換には重要です。

ATの場合、フルードの劣化や内部摩耗がすすむと、加速の変化や変速ショック・滑り等の症状で異常に気付くことができますが、CVTは構造上症状が出にくい性質があります。異音が出た時にはベアリングが焼き付いてしまっている可能性が高く、最悪の場合は突如走行不能になってしまう場合もあります。
壊れてしまってからではCVT載せ替えに多額の費用がかかります。壊れる前に定期的にCVTフルード交換とSOD-1Plusの添加で予防整備を行うことが、マシンの寿命を延長し後々の出費を抑える事に繋がります。

SOD-1Plusの洗浄効果はオートマチック機構内部(ストレーナー、クラッチ、バルブボディ等)に蓄積した酸化物質を除去します。また、Oリング・パッキン等のゴムの硬化抑制と柔軟性回復により、オイル漏れ・滲み予防、AT内部の油圧回復等の効果があります。フルード交換によるリスクを最小限に抑える為に、内部洗浄・パッキンの柔軟性回復ができるSOD-1Plusの添加をおススメしております。

詳しくはこちらの記事をご参照下さい。
「約16万㎞オートマチックオイル無交換車(SOD-1Plus添加有)のATを分解調査」
http://d1-chemical.com/at-atf
フルード交換時にはストレーナーの交換も推奨しています。
フルード交換時にはストレーナーの交換も推奨しています。
オイルパンに鉄粉が溜まっている事が多いため、オイルパンの清掃も推奨しております。
オイルパンに鉄粉が溜まっている事が多いため、オイルパンの清掃も推奨しております。
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